- 国名 ニュージーランド
- エリア タウポ
結婚式の前日、
嫁の父とフライフィッシングするんだ。
四半世紀前、
僕がまだなにものでもなかったとき。
なにものでもない僕を、
フカロッジは、昔からそこにいたかのように受け入れてくれた。
絶対に忘れられない事実。
当時の僕には、ラグジュアリー過ぎた。
スコットランドの伝統衣装姿のおじいちゃんがバグパイプを奏でながら川辺を歩いていた。
それが、ディナーのサイン。
いろんな上流を僕はここで教わった。
上品な英語も、暖炉の前の食前酒も、上質なリネンも。
忘れることなんかできない。
それが、僕の結婚式人生のはじまり。
「ただいま、フカロッジ」。
川音すら、祝福のBGMになると、僕は学んだ。
サプライズで飛ばしたヘリコプターの風音は、ちょっと調子外れだったけれどインパクトがあった。
音を重ねるように、マオリ族のミニコンサートが聴こえた。
その歌に感動して泣いたのは、若き日の僕。
スカイダイビングは、泣き虫の自分へのご褒美にした。
話したこと、あったっけ?。
饒舌な僕を赦してほしい。
温暖な場所さ。寒くても雪など、めったに降らない。
それに加えて、地熱発電で、人間が1年中を快適に過ごすことができる。
だから、人の心根が穏やかなのだと。
だから、サステナブルな美味しい料理もあるんだ。
スタッフが柔和な笑顔なのは、毎日幸せのお裾分けを、心に貯めて入るから。
優しさは優しさの贈り物へと変わっていく。自然と近代が健やかに逞しく混ざり合う。
この場所を、僕は未来のお客様のためにずっと残してきたんだ。
新郎と新婦の父親たちが、フライフィッシングしている姿さえ想像できる。
むしろ、そうなるように僕が仕込んだ。
川のせせらぎ、滝のしぶき、たくさんの鳥の鳴き声の中にさえ、祝福のサプライズが仕込まれている。
マオリ族の歌声に包まれて、ゲストをもてなす結婚式は、夜通し続いていく。
僕は、相変わらず、感動して泣いている。
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