- 国名 イタリア
- エリア トスカーナ
日本人よ、使いこなしてみてくれ!
トスカーナの最新ウェルネスリゾート
トスカーナを旅していると、不思議な感覚に包まれる場所がある。
世界遺産ヴァル・ドルチャのなだらかな丘陵を走り、糸杉の並木を抜けた先。
湯気がゆっくりと空へ溶けていくその場所に、
人々は皆、白いバスローブをまとって静かに歩いている。
老若男女、国籍も肩書きも関係ない。
ただ温泉に身を委ね、景色を眺め、深呼吸をする。
その光景を見た瞬間、「ああ、ここは特別だ」と直感する。
ADLER Spa Resort THERMAEは、単なるラグジュアリーホテルではない。
トスカーナの自然、温泉文化、食、そして“癒し”そのものを体験するための場所だ。
ドロミテのADLERが圧倒的だった。シチリアのADLERも忘れられない。
そして、このトスカーナもまた、まったく違う感動を持っている。
ここには山のドラマチックさも、地中海の開放感もない。
その代わり、どこまでも穏やかな時間が流れている。
52度で湧き出す天然温泉がホテルへ直接引かれ、巨大なインフィニティプールには、
一年中やわらかな湯気が立ち上る。
朝霧の中で浮かぶ人、夕暮れを眺めながら静かにワインを飲む人、本を閉じて目を閉じる人。
皆が思い思いに、自分を取り戻している。
面白いのは、ここには今も圧倒的に欧米人が多く、アジア人をほとんど見かけないことだ。
だからこそ、なおさら感じる。この場所を、もっとアジア人にも使いこなしてほしいと。
日本の温泉旅館とも違うし、アジアのリゾートスパとも違う。
ここには、ヨーロッパの“長期滞在型ウェルネス文化”がある。
朝は軽くヨガをして、昼はサウナと温泉を巡り、午後はワイン畑を眺めながら何もしない。
夜は身体に優しい料理と上質なワインを楽しみ、また静かに眠る。
その繰り返しが、驚くほど心を整えてくれる。
ラグジュアリーなのに見せびらかさず、誰も無理をしていない。
皆がバスローブ姿で過ごしているのに、不思議なくらい美しい。
場所は、トスカーナ南部の小さな温泉村バーニョ・ヴィニョーニ。
ロレンツォ・デ・メディチも愛した歴史ある湯治場で、
この土地には何世紀も前から温泉文化が息づいている。
ホテルの周囲には絵画のような丘陵が広がり、モンタルチーノやピエンツァへも近い。
けれど、一度ここへ来ると、外へ出る理由を失ってしまう。
サウナへ行き、温泉へ入り、ハーブの香りに包まれ、また温泉へ戻る。
その贅沢を知ってしまうと、「何もしない時間」こそが、
人生で一番豊かな時間なのかもしれないと思えてくる。
PHOTO&VIDEO
PRICE
LINK
MEMO
イタリアを代表するウェルネスリゾートグループとして知られるADLER Spa Resorts & Lodgesは、南チロル・ドロミテを原点に、現在はトスカーナやシチリアまで展開する、ヨーロッパ屈指のラグジュアリー・スパブランドである。創業は1810年。最初のホテルはドロミテのオルティセイに誕生し、200年以上にわたり“自然の中で心身を整える”という哲学を大切に受け継いできた。単なる高級ホテルではなく、「滞在そのものがウェルネス体験になる場所」を作り続けているのがADLERの魅力であり、現在もファミリー経営を貫いている点にも、このグループらしい温かさがある。派手にラグジュアリーを見せつけるのではなく、本当に豊かな時間とは何かを理解している大人たちが集まる場所。それがADLERなのだ。
その中でもADLER Spa Resort THERMAEは、トスカーナ南部、世界遺産ヴァル・ドルチャの中心に位置する特別な存在として知られている。場所は、中世から続く温泉村Bagno Vignoni(バーニョ・ヴィニョーニ)。ロレンツォ・デ・メディチも愛したと言われる歴史ある湯治場で、村の中心には今も巨大な温泉池が静かに湯気を上げている。その土地に溶け込むように建てられたのが、このADLER Spa Resort THERMAEだ。
最大の魅力は、この土地から湧き出す天然温泉を贅沢に活かした圧倒的なウェルネス空間にある。50度を超えるミネラル豊富な温泉が施設内へ直接引かれ、広大なサーマルプール、サウナ、トリートメントエリアに使われている。館内では誰もが白いバスローブ姿で過ごし、年齢も国籍も関係なく、それぞれが静かに自分の時間を楽しんでいる光景が印象的だ。朝霧の中で湯気が立ち上るインフィニティプール、夕暮れに染まるヴァル・ドルチャの丘陵、星空の下で入る露天温泉。そのすべてが、このホテルならではの体験になっている。
客室はナチュラルな木材と柔らかな色彩を基調とした落ち着いたデザインで統一され、多くの部屋からトスカーナらしい丘陵風景を望むことができる。レストランでは地元食材を中心にした地中海料理が提供され、ウェルネスリゾートでありながら“食べる楽しみ”を決して犠牲にしないのもADLERらしい魅力だ。モンタルチーノやモンテプルチャーノにも近く、ワイン好きにとっても理想的なロケーションにある。
興味深いのは、このホテルが今なお欧米人中心のリゾートであり、アジア人宿泊客をあまり見かけないことだろう。だからこそ、ここには流行化されすぎていない、本来のヨーロッパ的ウェルネス文化が残っている。何かを“する”ためではなく、“何もしない”ために滞在する贅沢。サウナに入り、温泉に浸かり、本を読み、景色を眺め、ワインを飲む。その静かな繰り返しが、驚くほど心を整えてくれる。ドロミテとも、シチリアとも違う。ADLERがトスカーナで表現した世界は、穏やかで、深く、そして圧倒的に美しい。
CONTACT US
トスカーナの「アドラー スパ リゾート テルマエ」について、
詳しく知りたい方は、こちらからお問い合わせください。
OTHER LOCATION
カパネッレワインリゾート
Capannelle Wine Resort
ワインが主役の、祝福の舞台があってもいい。ここはキャンティのカパネッレだ。
カスティリオン デル ボスコ
Castiglion del Bosco, A Rosewood Hotel
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノで、ローズウッドのおもてなし。
カステッロ ディ カーゾレ
Castello di Casole, A Belmond Hotel
トスカーナ1000年の歴史とLVMHとの融合。
イル・ボッロ
Il Borro by Salvatore Ferragamo
フェラガモ家が蘇らせた村で叶える、スーパータスカンウェディング。
トリュフ ウェディング
Truffe Wedding with Savini Tartufi
イタリア挙式の翌日は宝探しへ。僕らは、秋のトスカーナへ行く。