グッドウッドパークホテル

100年の歴史の中で
僕たちの物語が始まる。

現代まで約100年の間。

こんなにドラマチックな出来事を体験しているホテルはないだろう。

結婚式で言えば、1920年にグッドウッドホテル最初の結婚式があったと記録にはある。

1900年、まだイギリスの植民地だったころ。

在シンガポール・ドイツ人コミュニティのため「チュートニァクラブ」として開業された。

歴史に翻弄されるとは誰も思わなかったであろう。

2度の大戦を経てもまだ、当時の美しい姿をとどめている。

当時の職人の技術の高さが如実にわかる点だ。

もちろん経年劣化はある。

けれど、アジア太平洋における格式のあるヘリテージホテルとしての修復は続いている。

開業から14年ほどして、第一次世界大戦が起きる。

ドイツ人たちは敵国人として、ホテルは没収された。

そして競売にかけられ、

カルカッタで貿易商を営んでいたユダヤ人兄弟が買い取り、

「クラブ・グッドウッド・ホール」になった。

結婚式場や映画館、ダンスホール。

よき時代だったのだろう、華やかな場に使われることになった。

それから数年後にシンガポールにホテル不足が生じた。

1929年「グッドウッドホテル」に行きつく。

けれど、

1920年には冒頭の結婚式が「グッドウッドホテル」で行われたとあるから、

『別名』としてはそう呼ばれていた、そんな馴染みがあったのだろう。

「ブルネイ・スィート（現：ローズ・マリー・スィート）は、

スエズ（運河）より東で最も美しい部屋の一つと讃えられていたとも伝えられる。

運命に翻弄されたのか、

運命を翻弄されたのかは、

ホテルだけが知っている。

でも、

ここで結婚式をすることで、

末永く美しい心を保った夫婦になれることは、

間違いない気がしてならない。

グッドウッドパークを結婚式の舞台に選ぶ、

それは、意味があるっていうこと。