ゴッドファーザー スキャッビ城

映画の一番最初、はじまりを見て、
本来の結婚式のあり方を知った。

今日、家族が生まれます。

家族の最小人数は2 人から。2 人が結婚した瞬間から始まります。

そして、今日一つの新しいファミリーが、このシチリアを舞台に誕生します。

結婚式が始まる前に、お揃いのタキシードを着こんだ男性陣で写真を撮ります。

それから、エレガントなドレスに身を包んだ女性陣が続きます。

3 枚目は、ファミリーの要になる長老を囲むように、それぞれのカップルと家族が並びます。

これが、ファミリーの絆を現す一歩になります。

広いこの世の片隅に、この場は過ぎないかもしれない。

血のつながりではなく、心のつながりで一つのファミリーは生まれるのです。

朝が来て、夜が来るように。

まるで、昔から約束された縁に引き寄せられたかのように、我々は、出会うべきして出会ったファミリー。

ファミリーの絆を確認しあう、結婚式。

大きなファミリーの中に、小さな生まれたての家族が加わる。

そこに必要なのは、お互いを信頼する心。お互いを許し合い、認め合う心。

『ゴッドファーザー』が作られたこのシチリア島に、これからも助け合い愛し合う人たちが集います。

血のような赤いワインを飲み交わしながら、一人一人の大切さを確認します。

そう、映画「The Godfather」のはじまりの一場面のように、結婚式は、滑り出します。