ジャブラニ サファリ

幸福という名の場所で、
幸福という名の結婚式を。

今日結婚する私たちは、新婚であると同時に、

命を持ったものたちの親の一組にもなる。

その子たちにも、私たちの誓いの中に、あなたたちもいることを伝えたくて、

「ジャブラニ」を選んだ。

あなたは知っているでしょうか。1997年に保護された仔象がいること、を。

仔象に「幸福」を意味する「ジャブラニ」という名前をつけられた。

そう、この場所の由来だ。

その後、絶滅の危機にさらされていた12頭の象も呼び寄せられた場所。

さらに、

絶滅を危惧される野生動物たちもやってきた。

彼らには、家族としての人間、親としての人間が必要。

人間と野生動物は共存できる。

清らかな魂を育む、たくましい生命力がここには息づいている。

そういうサファリ体験がある、結婚式がある。

あえて僕は、選んだ。

本当の「幸福」のなにかを知ってもらうために。

そして、そこにみんなで辿り着くために。

野生動物保護のプログラムも体験できる。

人間だけの地球ではない。

太古の昔から、人間は動物と共に生きてきた。

現代私たちが日常としている世界に動物はいない。

動物園で見るだけしかできないかもしれない。

それでは…人間はなんの意味を持って人生を送るのだろう。

そんな問いかけの答えが、ここにある。

「ジャブラニ」、それは、幸福。

一人の人間として、生きとし生けるもののために、

自らも生きる原点になる場所「ジャブラニ」。

ゲストのみなさんの「ジャブラニ」を祈りながら、

私たちは、一組の親、ひとつの家族になる、今日。