宝石は、掘り出された瞬間には完成していない。
削られ、磨かれ、角が取れ、
ようやく光を受け止める面を持つ。
でも磨きすぎると、個性は消える。
残すべき歪みと、消すべきノイズ。
その見極めこそが、価値になる。
自分も、たぶん同じだ。
経験を重ねるほど、足すより引くことが増えていく。
肩書きを磨くより、感覚を磨く。
声を大きくするより、選び方を磨く。
派手さを足すより、静けさを残す。
ローマ生まれの宝石、
ブルガリ のホテルは、
宝石を磨く工房みたいな場所だと思う。
光を与えるのではなく、
光を受け取れる状態に整えてくれる。
自分の中にすでにあるものを、
きちんと輝かせるための時間。
宝石を磨くように、自分を磨く。
自分を磨くことで、
宝石のような時間が似合ってくる。
ブルガリホテルは、
身につけるラグジュアリーじゃなく、
生き方を磨くためのラグジュアリーなんだと思う。
