- 国名 モンテネグロ
- エリア Sveti Stefan
海に浮かぶ島で、
時間から切り離される。
アドリア海に小さく浮かぶ石造りの島、
その全体がひとつのリゾートとして息づいている。
スヴェティ・ステファンは、
かつて漁師の村として生まれ、
時代とともに静かに役割を変えてきた場所だ。
近年、モンテネグロはヨーロッパの新たなラグジュアリーデスティネーションとして注目を集め、
周辺には国際的なレストランやリゾート開発も進み、
近隣にはNOBUの名を冠したダイニングが話題を呼ぶなど、
洗練された動きが広がっている。
その中にあって、この島は過度に語ることを拒むかのように、
変わらぬ輪郭を保っている。
島へ渡る一本の細道を越えた瞬間、
外界の気配は自然と遠のき、
聞こえてくるのは波と風、
そして足音だけになる。
赤い瓦屋根と石畳が連なる景色は装飾的ではなく、
むしろ簡潔で、アマンらしい余白の美学が際立つ。
朝は海と空の境界が溶け合う光に包まれ、
日中はプライベートビーチで何もしない時間を過ごし、
夜には島全体が灯りを抑え、
深い静寂に沈む。
ここでの滞在は、
旅というよりも、
世界から一時的に身を引くための選択に近い。
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MEMO
Aman Sveti Stefan アマン スベティステファン、モンテネグロは、性格の異なる二つの施設から成り立つ、きわめて特異なアマンリゾートである。ひとつは、15世紀に要塞化された漁師の村として築かれたスヴェティ・ステファン島そのもの。石造りの家屋が連なる島全体を修復し、客室やスイートとして再生している。かつては外敵から共同体を守るために閉ざされていた島は、現在では外界の喧騒から距離を取るための静かな避難所として機能しており、石畳の幅や屋根瓦の角度に至るまで、歴史的景観を尊重した保存が徹底されている。もうひとつは、対岸に広がるミロツェル・パーク内の施設で、こちらは20世紀初頭に旧ユーゴスラビア王家の夏の離宮として使われていた由緒ある土地である。緑豊かな庭園と海に面した敷地にヴィラタイプの客室が点在し、島とは対照的に、開放感と自然との一体感を重視した滞在が叶う。この二拠点構成により、閉じた私的な時間と、伸びやかなリゾート体験という、二つの異なる滞在スタイルを選ぶことができる。本プロジェクトを手がけた国際的な開発会社は、モンテネグロ政府と長期リース契約を結んだAdriatic Propertiesである。同社はオマーンを拠点とする投資家オーファー・ケルツナー率いる企業で、短期的な観光開発ではなく、国家的象徴となる景観の再生を目的としていた。その理念に最もふさわしい運営者として選ばれたのがアマンであり、歴史的遺産を商品化するのではなく、静けさと記憶を価値として守るという姿勢が決定打となった。二つの施設はいずれも、ラグジュアリーを誇示することなく、土地の歴史と風景の延長線上に自然に存在しており、なぜここがアマンでなければならなかったのかを、滞在そのものが静かに証明している。
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