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STORY

海外発「映画のような結婚式」
「男が仕切る結婚式」とは

イタリア・中国経由で日本のウェディング、ライフスタイル業界に参入した、
異色のプロデュース会社、株式会社チコ代表の佐藤健治。
佐藤が手掛ける「映画のような結婚式」「男が仕切る結婚式」とは?
それらを手掛けるまでの経緯をお伝えします。

株式会社チコ
代表取締役
佐藤健治
PROFILE

フィレンツェで出会った
1枚の写真が人生を変えた

2008年にウエディングやアニバーサリーをプロデュースする株式会社ムーブメント・ジャパンを、2013年にライフスタイルをプロデュースする株式会社チコを立ち上げました。今、なぜ、日本でプロデュース会社なのか。その原点は私がイタリアと中国で体験したことにあります。

90年代、私は結婚式の二次会などのプランニング会社を個人で経営した後、ブライダルプロデュース会社の社員となりました。朝から晩まで毎月何百時間も働きましたが、3~4年が過ぎると休憩が必要となり、組織を離れてイタリアに渡りました。2000年のことです。

イタリアでは結局、3年間生活することになります。最初の1年間はミラノの語学学校に通い、学校が休みの週末は知り合いがいるフィレンツェによく行っていました。ある日、フィレンツェの街を歩いているときに、たまたま写真スタジオに飾ってある写真が目に入りました。新郎新婦を中心に、みんなが弾けるような笑顔で写っているイタリアの結婚式の写真です。写真に魅せられた私はスタジオのドアをノックしていました。招き入れてくれたのはCARLO GIORGI(カルロ・ジョルジ)というカメラマンです。
私は写真の素晴らしさを称え、日本で婚礼にかかわる仕事をしていたと話しました。今は休憩しているけれど、好きな仕事だと言うとカルロは「来週、結婚式の撮影があるから見に来れば?」と誘ってくれたのです。実際に見るイタリアの結婚式は勉強になりました。カルロとはすっかり親しくなったので、「お金はいらないからアシスタントにしてください」と頼んだのです。彼は快く受け入れてくれて、知り合いの家まで紹介してくれました。 そうしてイタリアでの2年目は、フィレンツェに暮らし、毎週末、師匠カルロとともに結婚式の撮影をするという生活になったのです。

カルロ・ジョルジ氏との運命の出会いのきっかけとなった写真
カルロ・ジョルジ氏との運命の出会いのきっかけとなった写真
師匠である、イタリア人カメラマン「CARLO GIORGI(カルロ・ジョルジ)」氏
師匠である、イタリア人カメラマン「CARLO GIORGI(カルロ・ジョルジ)」氏
イタリアの結婚式はとにかく楽しい!ゲストの服装もカラフルで自由度が高い。
フェラガモ家の所有するトスカーナのワイナリーリゾート「IL BORRO(イル・ボッロ)」
フェラガモ家の所有するトスカーナのワイナリーリゾート「IL BORRO(イル・ボッロ)」
イタリアではカメラマンにも席が用意される。座席表の一番下にカルロ、そしてケンジと記されている。
イタリアではカメラマンにも席が用意される。座席表の一番下にカルロ、そしてケンジと記されている。

イタリアから日本へ
日本から中国へ

イタリアの結婚式はとにかく楽しい。笑い、食べ、話す。みんなが自主的、積極的に結婚式を楽しむのです。例えば服装にしても、過度に新郎新婦が主役という意識を持たず、思い思いのファッションで集まる。そうした理由もあって集合写真を撮ると、なんとなく全体が華やかなのです。食事のときは、カメラマンである私たちも同席させてくれました。「料理を食べてるシーンを撮ってもいい写真にはならないのだから、一緒に楽しみましょう」という文化なのです。パーティ文化の勉強にもなったし、料理の勉強にもなった1年間、イタリア、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、インド、ロシア、イスラエル等々、世界各国100組の結婚式に参加しました。とても貴重な経験であり、今の事業の基礎となっています。

そうこうしているうちに、やがて自分で日本人を対象とした婚礼プロデュースができないかと考えるようになりました。結婚式に合う教会はすでにいくつかの日本の会社が提携していましたので、それとは違う観点からイタリアでの結婚式をとらえたかった。そこで提携先として考えたのが、 Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)家の所有するワイナリーリゾート「IL BORRO(イル・ボッロ)」です。最初は「仏教徒の日本人がなぜここに来て結婚式なのですか」と断られましたが、「結婚式という機会だからこそ、ここに滞在して、いい時間を過ごすことを提案したい」と説得すると、理解してくれました。

このイル・ボッロに宿泊しながら新郎新婦が地元トスカーナの食材を使った料理でご両親をもてなす...そんな滞在型の結婚式を初めてプロデュースしたのは、私自身がイル・ボッロで生活していた2002年のことです。間もなく「ゴッドファーザー」「ニュー・シネマ・パラダイス」「グラン・ブルー」など名画の舞台となったシチリア島での結婚式も手掛けるようになりました。このころ、イタリアの国営テレビ(RAI)のニュース番組で「イタリアで日本人の結婚式をプロデュースするKenji Sato」として2回、紹介されています。

イタリアから日本に戻ると新たな展開が待っていました。2004年に日本の婚礼雑誌「ゼクシィ」が、中国初となる上海版(皆喜)を創刊することになり、現地での記念イベントのディレクターを任されたのです。このイベントが成功を収めたため、2008年に広州版が創刊された際のイベントの全体的な統括や、有名高級ホテルのブライダルフェアのプロデュースを依頼されるようになりました。 そうした経験を通して実感したのは、中国の婚礼が従来の大規模なスタイルから、日本や欧米式スタイルに移行しつつあるということ。また、数の上で中国の婚礼需要は日本の10倍以上あり、ビジネスのチャンスも大きいということです。

神に誓うのではなく
カミサンに誓う

こうした経緯から、現在は東京と上海を拠点に「ANNIVERSARY AGENT」のブランドで、ウェディング&ライフスタイルコンシェルジュサービスを手掛けています。例えば、ウェディング。従来の結婚式では「ハコ」が際立って重視されていました。しかし、これからは「ヒト・モノ・コト」がどれだけトータルにプランニングできるかが問われる時代です。会場も素晴らしいけど、その素晴らしい会場を利用した私たちのプロデュースがより素晴らしかったと...私は言われたいと思っています。

「映画のような結婚式」も私たちのキーワードです。結婚式も映画も、2時間や3時間という時間の中で、何を伝えられるかが大事だと思います。そのためには実際に名画のロケ地だったシチリア島を選んでもいいし、物語性に富んだユニークな会場を選んでもいい。映画をつくるように、結婚式をつくる楽しみも新郎新婦に感じてほしいのです。

私たちは「男が仕切る結婚式」も提唱しています。このコロナ禍になってからでしょうか…いや、そのずっと前、地味婚や草食男子という言葉が出始めたころから、男性は頼りない生き物でもいいと世の中が認め始めたことをいいことに、「2人がいいなら、籍だけ入れればいいじゃないか」。 結婚式をめんどうくさいもの、お金がもったいないもの、恥ずかしいもの、そんなふうに思う男性が増えてきました。「プロポーズ?なんとなく自然の流れで。」…曖昧な日本人の象徴。  「結婚式?写真で残すだけで良くない?」…まあ、安く済みますからね。

そこにコロナ禍。

親族や友人が密になるなんてとんでもないという大義名分もできました。 でも…それでも男か!です。自分が決めたパートナー一人満足にご披露もしない。結婚式という儀式を持って、今まで慈しんでくれた両親に感謝といく形にしない。 それは、男として情けない現実です。  こんな時代だからこそ、唯一無二の結婚式プランを新郎主導で企画したっていい。ゲストすべての費用を新郎が持ったっていい。ご祝儀なんていらない、ただ充分な時間だけを、新郎新婦のふたりにいただく。そんな思いを込めた言葉です。最初は、ある一定の層にしか理解されないかもしれません。ただ、こんな考え方を少しづつ発信していくことで、世の男性の意識が変わり、素敵な結婚式や日常の記念日が増え、結果、日本の経済が…世界での日本の存在価値が…変化するぐらい力のあるスローガンと自負しています。

今後は海外で培ったセンスと、日本のサービスノウハウ「OMOTENASHI」をもって、中国以外のアジアへの進出を考えています。具体的にはタイ、ベトナム、インドネシアなどへの参入を準備中で、既に各国の人脈を駆使しパートナーを選定中です。クライアントの夢をかなえるのに必要な発想力の「濃さ」、それを事業規模が大きくなっても薄めることがないように努め、東京の濃さをアジアで展開していきたいと考えています。

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台となったシチリア島での結婚式の一幕
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台となったシチリア島での結婚式の一幕
佐藤が総合プロデュースした「中国広州ZEXY(ゼクシィ皆喜)」創刊イベント
佐藤が総合プロデュースした「中国広州ZEXY(ゼクシィ皆喜)」創刊イベント
佐藤が総合プロデュースした「中国杭州AMANFAYUN(アマンファユン)」でのブライダルフェア
佐藤が総合プロデュースした「中国杭州AMANFAYUN(アマンファユン)」でのブライダルフェア

COMPANY PROFILE

社名
株式会社チコ
CICO Inc.
http://www.gwk2.net/

代表取締役
佐藤健治
設立
2013年4月
資本金
900万円
TOKYO
東京都中央区日本橋富沢町8-7 サンビル3階
San Bld 3F , 8-7 Nihonbashi-Tomizawacho Chuo-ku TOKYO #103-0006
代表:050-5328-7633
T.03-5643-6543
F.03-5652-0372
info@gwk2.net
SHANGHAI
上海市長寧区延安西路1088号 長峰中心
West Yan’an Road Changning District SHANGHAI #200052
+86-156-1874-5280
事業内容
  • 富裕層、アッパーミドル層をターゲットとしたライフスタイルプロデュース
サービス
  • ANNIVERSARY AGENT:ウェディング&ライフスタイルコンシェルジュサービス
  • BOSS PRO:ホテルや旅館、結婚式場の経営者向けM&Aの仲介サービス
  • DREAM AIRWAYS:ホテルや別荘、SPAの企画開発

ANNIVERSARY AGENT
https://weddinglife.style/

BOSS PRO
http://godfather.wedding

DREAM AIRWAYS
http://anniversary.world/

佐藤健治プロフィール

ライフスタイルプロデューサー。1973 年横浜生まれ。桑沢デザイン研究所退学後、横浜に「モトマチ・ムーブメント」開業。ブライダルプロデュース会社にて婚礼事業に参画後、2000年渡伊。フィレンツェにて世界的に活躍するイタリア人フォトグラファー「Carlo Giorgi(カルロ・ジョルジ)」に師事。イタリア人、アメリカ人、イギリス人など、様々なカップルの結婚式にカメラマンとして携わり、欧米のパーティ文化を体感。2002年より、イタリアウェディング事業スタート。ファッションブランド「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)」家が甦らせたワイナリーリゾート「IL BORRO(イル・ ボッロ)」を皮切りに、フィレンツェ、ポルトフィーノ、アマルフィ、ベネチアの他、シチリア島では、映画「ゴッドファーザー」「ニュー・シネマ・パラダイス」「グラン・ブルー」 など、名作映画の撮影地も挙式の舞台となった。2004年以降、上海ゼクシィ創刊イベントのプロデュースから、中国にも活動拠点を広げ、中国各地の高級ホテルにてウェディングやイベントのプロデュース、上海や北京の結婚式場の講師を努める。2008年㈱ムーブメント・ジャパンを設立。日本でのウェディング事業をスタート。教会、空港、船、寺院、ライブハウス、映画館など、コンセプトに特化したオーダーメイド型の結婚式を約2,000組手掛けた。2013年、ライフスタイルプロデュースをテーマとした㈱チコを設立。富裕層、アッパーミドル層をターゲットにした「ANNIVERSARY AGENT(アニバーサリーエージェント)」ブランドで、ウェディング&ライフスタイルコンシェルジュサービスを。その他、ホテルや旅館、結婚式場のM&A。ホテルや別荘、SPAの企画開発なども手掛けている。世界中を周遊しながら、話題のホテルやレストランを巡り、街を探索するのが趣味。今まで訪れた国は50ケ国に及ぶ。

男が仕切る結婚式(BLOG)
http://ameblo.jp/kenjimovement/

派生国際技術株式会社
https://hasei.asia

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